こんにちは。本シェルジュ松本圭介です。

梅雨の季節になりました。

今年の梅雨いりは例年よりずいぶんと早いらしいですね。

今月は「水」「雨」がテーマということで、
「雨」にちなんだ一冊をご紹介したいと思います。

雨にちなんだ本と言えば、私の場合これしかありません。

「雨にもマケズ・・・」

宮沢賢治の有名なアレです。

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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「雨ニモマケズ」
宮沢賢治 (著)
岩崎書店 (1990/03)
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今回の登場人物紹介
■松本、村上
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村上:6月は水(雨)をテーマにしようっていったけど、
「雨にもマケズ」は雨とあんまり関係ないよね。

松本:ギク・・・それを言わないでください。

村上:雨にもマケズといいつつ、雨降ってないし。

松本:そうかもしれないけど、いい詩じゃありませんか?

村上:「みんなにでくのぼーと呼ばれ」とありますけど、松本さんは
でくのぼーと呼ばれたいのですか?では呼んであげましょう。

松本:ろんどんさん・・・

村上:なんですか?でくのぼーさん

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〓 2)付箋                            〓
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(訳文)

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしは

なりたい

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〓 3)今日の気づき                       〓
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今と時代背景が違うとはいえ、日本人の本質は謙虚なんだと思います。

私の職業である経営コンサルタントも、本来は裏方の仕事。

こういう姿勢を見習いつつ日々の仕事に精をだしていきたいと思います。

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〓 4)本書の目次                        〓
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兄、賢治の一生(宮沢清六)
雨ニモマケズ 詩・短歌・散文・綴方・書簡など(花城小学校時代
盛岡中学校と一浪時代
盛岡高等農林学校時代
信仰と出京
花巻農学校時代
羅須地人協会時代
東北砕石工場時代
病いから死まで)

「雨ニモマケズ」
宮沢賢治 (著)
岩崎書店 (1990/03)
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