おきまりのハッピーエンドは、ごめんだ。

どんでん返しばかりのミステリーも疲れる。

たんに、そんなおわり方はないだろう!という後味の悪さじゃない。

うわー、そうきたか・・・後味悪すぎる・・・・ で、でも、ゾクゾクした。

そんな5つの小説を選んでみました。


〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。しかし彼は、以前より完璧な屈従を強いる体制に不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと出会ったことを契機に、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが……。

スミスの最後の一言が忘れられない・・・ 私の中のNo1後味の悪さだろう!


連続する幼女誘事件の捜査が難航し、窮地に立たされる捜査一課長。若手キャリアの課長を巡って警察内部に不協和音が生じ、マスコミは彼の私生活をすっぱ抜く。こうした状況にあって、事態は新しい局面を迎えるが……。人は耐えがたい悲しみに慟哭する。。。

デビュー作らしい荒削りさの中で、読み終わって本当に慟哭した


連続殺人犯の日記帳を拾った森野夜は、次の休日に未発見の死体を見物に行こうと「僕」を誘う…。

正しいも間違っているもないのだ。 ただ、死に興味があるだけ。。。


そこさえ改善すれば世の中は良くなる。それがボトルネック。
いったいこの世のボトルネックはどこにあるのか。
それを知った時、僕はどうする?


都内の2LDKに暮らす男女四人の若者達。本音を明かさず、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め……。
(山本周五郎賞)

単なる青春物とみせかけて・・・