こんにちは、「本シェルジュ」の冬野です。
最近、DXという言葉もあたりまえになってきて、「DX!デラックス?」というボケも通用しなくなっています。でも、デジタルにすれば良いの?というと、そうでもなさそうです。
DXってどんなことをするのか、どうしたらうまく行くのか。
ディジタルから会社経営まで、著者の実体験に基づくこの一冊は、DXの奥深いところを掴むのに、最適な一冊だと思います。

1)本日紹介する書籍

なぜ、DXは失敗するのか?DXの70%は失敗している!
東洋経済新報社(2021年4月15日)
トニー・サルダナ
Amazon URL  https://amzn.to/3hi5KDJ

2)本書を選んだ理由 どんなひとが読むべき?

最近、周りがDX!うちは?と思っている経営者
DXの提案を受けている経営者
会社の中でDXの責任者に指名され、どうしようかと思っている人
こんな方に、ご自身のDXを考える材料として読んで頂ければと思います。

3)付箋 ~本書からの内容抽出です

第1章 産業革命をどう生き残るか
永続的な変革を実現するための意外な答えは、離陸の際の飛行中も、規律を守ることだった。


第2章 DXの5段階を進むための規律
それは、「デジタルをする」ことと「デジタルになる」の違いだ。DXの5つのステージそれぞれの成功率を改善する特定のドライバーが存在している(従ってチェックリストも存在する)。

第3章 献身的なオーナーシップ

問題の解決を決して外注してはならない

第4章 反復
規模が大きければ大きいほど失敗も難しくなる
DXにおいて実行のスピードが重要なのは、DXが緊急の課題だからではなく、スピードが熱意と勢い、そして正しい考え方を生み出すからだ。

第7章 効果的な変革モデル
免疫系は必ずしも悪いものでもなく、その反応を予測し準備することが重要。免疫系の反応は組織のあらゆるレベルで起こり得るが、最も難しいのは中間管理職である。

第10章 知識のアップデート
破壊的変化の可能性を追うが、実用化されたイノベーションのみに投資する
後から来る快速列車を待たずに、今来ている鈍行に乗る。

第11章 アジャイル文化
顧客第一主義の文化は、顧客サービスを維持するために必要な変化を受け入れやすくする

第14章 DXの成功に向けて
こうした「変化の民主化」は、正しく適用されれば、既存の組織においても同様に実現可能なのである

4)今日の気づき

DXはデジタルの時代に即した組織文化の変革だと言うこと
DXの実現には反復と速度が必要だと言うこと
DXの実現には施策のポートフォリオを考える必要があること
DXはどの組織でも実現可能だと言うこと

5)本書の目次

【Part1】 なぜDXは失敗するのか、それにどう対処するのか
第1章 産業革命をどう生き残るか
第2章 DXの5段階を進むための規律
【Part2】DXの5つのステージ
【ステージ1】基礎
第3章 献身的なオーナーシップ
第4章 反復
【ステージ2】個別対応
第5章 権限強化
第6章 梃子の選択
【ステージ3】部分連携
第7章 効果的な変革モデル
第8章 戦略の充足性
【ステージ4】全体連携
第9章 デジタル再編成
第10章 知識のアップデート
【ステージ5】DNA化
第11章 アジャイル文化
第12章 リスクを検知する
【Part3】DXで勝者となる
第13章 P&GのNGS変革
第14章 DXの成功に向けて
Amazon URL    https://amzn.to/3hi5KDJ