こんにちは。(遅ればせながら、新年のお慶びを申し上げます)
本シェルジュの夏原 馨です。

新年1回目のホンシェルジュ、年末年始のおやすみはゆっくりされましたか?私は久しぶりに家族とゆっくり過ごすことができました。
よく寝てよく食べたからか、いつもより笑う機会が多かった気も。笑える時間はプライスレスだなあとしみじみ。
そして、体重が増えたのは気のせいではない現実です。

今日ご紹介する本は、年末休みの前にギリギリの状態で手に取ったもの。
その名も「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」。
図書館の司書さんたちが、日々積み重なる「図書館利用者さんの覚え違いタイトル」を楽しくまとめた本。

一般的なビジネス本のように、何かをインプットする目的では全く役に立ちません。でも、目的に向かって脇目も振らず邁進している人に『もう限界!疲れた!』という時、おすすめしたい一冊です。

いい感じに、クスッと脱力できたら・・・いいなあ。

1)今日のおすすめの1冊

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
福井県立図書館 (著, 編集)
出版社:講談社 (2021/10/20)
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09J4V6VK8/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_4S1892JNNEESMAVME98N

2)付箋 ~今回は本の紹介文を引用

本の紹介より:
「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」
「下町のロボット」「蚊にピアス」
「おい桐島、お前部活やめるのか?」
「人生が片付くときめきの魔法」

(中略)
……
利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力にリスペクト。
本の正確なタイトルは、なかなか覚えづらいもの。そしてうっかり間違って覚えたタイトルを文字通りに想像してみたら、とんでもなくシュールでおもしろすぎる事態になっていることもしばしば。

そんな図書館利用者さんの「覚え違いタイトル」の実例を集め、HPで公開しているのが、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」。
本書は、そのなかから秀逸な「覚え違いタイトル」を厳選し、「覚え違い」を文字通りに表したイラストを添付。そしてページをめくれば「正しい書誌情報」と「司書さんによるレファレンス」が現れて……という仕掛けになっています。

読者のみなさんはきっと、利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力に驚嘆することになるでしょう。

3)今日の気づき

いやーーー、ほんと図書館司書さんのリファレンス力の高さに脱帽しました。
気になる本があったら相談してみよう、と思うと同時に
お客様にとって、自分もリファレンス力を発揮できるコンサルタントでいられるよう学び続けなければ・・・と背筋が伸びる思い。

そして、お客様でも家族でも友達でも、思い違い勘違いって結構多い。
自分に余裕がないと、はあーーー?と腹を立ててしまうこともしばしば。
そんな時、この本のように「こういうことね!」と推理力を発揮しつつ楽しめたら、素敵だなあと。

読んでくださっているあなたの一年に、いい笑いがあふれますよう。

4)本書の目次

○はじめに 「覚え違いタイトル集」、始めました
○厳選! 覚え違いタイトル集
・おしい!
・それはタイヘン!
・気持ちはわかるけど・・・
・ん?
・なんかまざってます!
・なんかコワイっす・・・
・よくわかりましたね!
・お名前がちょっと・・・
○そもそもレファレンスって? 司書の仕事って?
○おわりに みんなの図書館


100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集
福井県立図書館 (著, 編集)
出版社:講談社 (2021/10/20)
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09J4V6VK8/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_4S1892JNNEESMAVME98N