青いのが読みたいときにどうぞ。

いい意味でも悪い意味でも裏切られたかな。圧倒的な後味の悪さのママ、後味の悪さを残すという終わりもあったと思うのだけれども、最後は青春モノでしめて、意外と光が見えた作品

厨二病の重症な二人が、どんな倶楽部を創っていくのか

自分も昆虫系ですね。

私を殺してほしいの」中学2年生の美少女・小林アンは、同じクラスの「昆虫系」男子・徳川にそう依頼する。ふたりは被害者と加害者として「特別な存在」となる計画を進めるが…。

自分の中では猟奇的な興味をもったことがなかったし、リア充グループにも入ったことがないから、わからないような、憧れるような。

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末は―。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。

自意識過剰、ネガティブ、友達との関係、教師へのあこがれと反発
ありがちな題材ではありつつ、8割型はずっと後味悪く続いていく。

このエンディングも、苦いのか爽やかなのかよくわからなくなる。