こんにちは。本シェルジュの安西です。

最近、ときめいてますか?

毎日の通勤通学、大変だなあ。疲れるなあ。。
そんなことを感じやすい季節かもしれませんね。

今回ご紹介するのは、通勤時間がトキメキの時間になるかも?!な
一冊です。

主人公は植物。何も言わず、与えられた環境に適応しながら強く
たくましく生きる植物たち。
その姿にワクワク、ドキドキするとともに、各章の見出しの効果も
相まってつい自分たち人間にひきつけて読み進めてしまうかも。
「植物ってすごい!自分もがんばろうかな!」
そんな元気をもらえるかもしれません☆

以下に記した本書の目次はトキメキの世界への入り口。興味が
わいたらぜひ、“すごい”植物オンパレードの世界へ!

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫(中公新書)
田中 修 (著)
出版社: 中公新書 (2012/7/25)236ページ

-----------------------------

ミキオ:あー仕事、行きたくないなあ。ゴールデンウィークなんか
あっという間に終わっちゃってさあ。3ヶ月とか休みほしー。
ハナ: あらら、五月病??なにか楽しいことでもやるといいわよ。
ミキオ:うーん。あっ、また本読んでるだね。いいなあ、ハナには
楽しみがあって。
ハナ: 今読んでいる本、おすすめ!読んでるとワクワクして元気が
わいてくるもん。植物ってすごいの。自分のいる場所に
ちゃんと適応するためにからだの中の物質を変えたり、
改造したり。たとえば暑い夏に耐えるために夜の間に
水分を溜め込んだり、冬の寒さに耐えるために前々から
葉っぱが凍らないための物質を増やしたり。同じ生き物と
して尊敬する!!
ミキオも小さなことでへこたれない!はいっ、これ読んでみて!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です              〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※「すごい」ポイントの一部を少しだけご紹介してみます。

p90-93(第3章「枯れ葉になっても親を守る“すごさ”」から)
落ち葉は、土に帰り、若葉が育つ種になるのです。
サクラの枯れ葉や落ち葉は、それだけではないのです。親株の根もと
付近に落ち、虫のいやがる香りを放ち、親を守っているようです。
腐葉土になるギリギリまで、香りを放っているのです。

p151-152(第5章中「逆境に抗して、美しくなる“すごさ”」から)
「植物に当たる太陽の光が強ければ強いほど、花の色はどうなりますか」
答えを、次の三つから、選んでください。
1変化しない 2色あせる 3ますます濃い色になる
強い紫外線と太陽の光が当たれば当たるほど、活性酸素の害を消す
ために、花々は色素を多くつくらねばなりません。(正解は3)(中略)
紫外線や強い光という有害なものが多ければ多いほど、植物たちは
色あざやかに魅力的になるのです。

p189-191(第6章中「ピーナッツの“すごい”かしこい生き方」から)
ふつうの植物なら、増水で根こそぎさらわれるように流されるのは
たいへんな災難です。しかし、ピーナッツにはそのときがチャンス
なのです。土の中につくられていた実(タネ)が入ったサヤは、
水にさらわれて根こそぎ流されます。(中略)
ピーナッツは、花が咲いたあと、おいしい栄養たっぷりの実を動物に
食べられないように、土の中に実らせます。そのように子孫をつくると、
動物には食べられませんから、タネを遠くへまき散らしてもらえる
可能性がほとんどありません。(中略)
そこでピーナッツはカサカサの殻を身につけ、新しい生育地に移動する
手段としているのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 3)今日の気づき                       〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人も植物も同じ生き物だということを再認識。自ら環境を変えられない
植物は、自分を変えながらたくましく生きている。
植物のたくましさを知ると、自分もがんばろうという気持ち、植物に対する
興味・愛おしさがフツフツわいてくる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 4)本書の目次                        〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

はじめに
第1章自分のからだは、自分で守る
第2章味は、防衛手段
第3章病気になりたくない!
第4章食べつくされたくない!
第5章やさしくない太陽に抗して、生きる
第6章逆境に生きるしくみ
第7章次の世代へ命をつなぐしくみ
おわりに

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫(中公新書)
田中 修 (著)
出版社: 中公新書 (2012/7/25)236ページ