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ビジネス書書評の本シェルジュ

ソニーはなぜ不動産業を始めたのか?

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こんにちは!本シェルジュの関です。

16回目の投稿です。

 

昨年(2014年)、ソニーが不動産業を始めました。

ソニーには、ソニー銀行、ソニー生命、ソニー損保など、すでに異業種への参入・成功事例が多くあり、今回も異業種への参入自体に驚くことはありませんでした。 しかし、不動産業界には古くからある業界特有の不透明な部分があり、ソニーの洗練されたブランドイメージに合うのかと、違和感を感じました。

そこで読んだのがこの本。

 

「ソニーはなぜ不動産業を始めたのか?」

 

この本では、ずばりタイトルのとおりソニーが不動産業界に参入した理由や経緯が書かれているのですが、その中で面白いなあと感じたのは、ソニーが不動産業界の合理化・透明化に挑戦していること。

ソニーの新たな試みが、不動産業界全体に良い刺激を与え、今後不動産業界が変わっていくのかどうか、期待をもって注目したいと思います。

(ちなみに、ソニーは大好きなんですが、ソニー不動産の回し者ではありません(笑))

 

<目次>

1)今日のオススメの一冊

2)付箋

3)今日の気づき

4)本書の目次

 

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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ソニーはなぜ不動産業を始めたのか?

不動産流通革命に挑む改革者たち

茂木俊輔(著)

日経BPビジョナリー経営研究所編

日経BP社(2014/12/24)191頁

http://goo.gl/RPQVmi

 

今回の登場人物紹介

■S:本シェルジュの1人

■Q:不動産仲介会社に勤務する友人

■R:Sの家の買い手

 

-----------------------------

S:ようやく家の買い手が見つかってほっとしたよ。おまえに買い手探しを頼んでよかったよ。

Q:喜んでもらえてなにより。あとは、契約して決済を残すのみだね。

【決済日】

S:無事決済も終わったし、仲介手数料を払うね。

Q:ありがとう。お役に立ててうれしいよ。

(今度は、買い手Rに向かって)Rさん、手数料は××円になります。

R:良い物件に巡りあってよかったですよ。

S:(なんだなんだ。なんで買い手からもお金をもらっているんだ???。双方から依頼を受けたら、利害が対立したときにどっちの見方になるんだろう???)

 

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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出(引用)です          〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

注)ページ数は、2014/12/24、第1版第1刷のものです。

 

■「ところが、倍の手数料収入を見込める両手仲介を狙うあまり、不動産仲介会社が「囲い込み」という手段に出たら、どうか。仲介会社はできるだけ早くに成約することを優先し、購入希望者から合意を得やすいようにその希望価格に近い水準で売買交渉をまとめようとするかもしれない。もちろん、その水準で納得できなければ、売却希望者は売買契約を交わさなければいいだけのことだ。しかし、ここで情報の非対称性が災いする。中古マーケットでの成約価格の情報は不動産仲介会社が握っている。その中から仲介会社にとって都合のいい情報だけを抜き出して示されれば、売却希望者はそれをマーケットの全容と思い込まされてしまう。価格に関して公正な判断は下せない。」(52、53頁)

 

■「ソニー不動産では透明性の確保に向け、米国のように売り手側と買い手側とがはっきり分かれるエージェント制を採用する。これはつまり、代理人制。売却希望者からの依頼を受けて売り手の、購入希望者からの依頼を受けて買い手の、それぞれの代理人となって取引の相手になる買い手や売り手を探し出し、取引成立に努める機能である。」(60頁)

 

■「公平性を掲げるソニー不動産は、顧客との情報共有のために「ソニー不動産物件チャート」と呼ぶ情報システムを用いる。不動産仲介会社と消費者との間の情報の非対称性を解消するものとして開発したものだ。」(109、110頁)

 

■「3つのアプローチで考えました。一つは、日本の市場に確かな規模が見込めること。次に、その市場が旧態依然としていて、消費者不利益が存在していること。最後に、そこに自社の強みを生かして新しい合理的なルールを持ち込めば、消費者利益を追求できることです。この3つのアプローチで考えた結果、不動産という結論に行き着きました。」(144、145頁)

 

■「利益相反になりかねない両手仲介ではなく片手仲介でやっていくというシンプルさが気に入りました。サービス業では、いい事業プランは必ずシンプルです。それは仮説が少ないからです。例えば、風が吹けば桶屋がもうかる式の、仮説が多段階にわたる複雑なプランは、うまくいく確率が低い。いろいろな偶然が重ならないとうまくいかないようではダメです。」(157頁)

 

■「日本の不動産流通市場はいま、過渡期にあります。不動産情報の提供システムを整備し、業界人の倫理観を高め、市場に対する信頼感を高めることで、流通の近代化が図られようとしています。その一翼を担えればいいですね。」(166頁)

 

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〓 3)今日の気づき                       〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

やっぱりブランド力ってすごいですね。

新しい業界でも何かやってくれるのではないかという期待感を抱きます。

 

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〓 4)本書の目次                        〓 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

プロローグ

01 事業が始まった瞬間

02 なぜいま「不動産」なのか

03 なにが「新しさ」なのか

04 なぜ「人が集まる」のか

05 なぜ「高く」売れるのか

06 なぜ「事業」が動き出したのか

インタビュー1

インタビュー2

エピローグ

 

ソニーはなぜ不動産業を始めたのか?

不動産流通革命に挑む改革者たち

茂木俊輔(著)

日経BPビジョナリー経営研究所編

日経BP社(2014/12/24)191頁

http://goo.gl/RPQVmi

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