こんにちは。本シェルジュの野口栄美です。

毎日ジメジメしたり暑かったりする6月、大谷翔平選手の活躍で日本を明るくしてもらっていますね。

そんな中、新期が始まり、ある程度落ち着いてくるはずなのに、やらないといけないことが毎日山ほどある。。。という管理職の方、多いのではないでしょうか。また、若い世代の部下との世代間ギャップに直面し、悩んでいる。。という方。

今回紹介する本は「忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み」です。

この本の著者の山本真司さんは、ご自身を「最凶のマネジャ―」だったと振り返られていますが、組織を動かすための「仕組み」を徹底的に追及したことによって危機を脱出したそうです。

「頑張らなくても成果が出る仕組み」を知り、梅雨を清々しく過ごせるよう、一緒に読んでみましょう。

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 1)本日紹介する書籍
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忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み
出版社:PHP研究所 (2023/3/14) 288ページ
山本真司 (著)
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85459-5

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 2)本書を選んだ理由  どんな人が読むべき?
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日本のほとんどの管理職は「プレイングマネジャー」ではないでしょうか。中小企業の経営陣、管理職は特に。
個人の目標、組織の目標があり、チームのマネジメントまでやらなければ。。。

本書は、そんな大変なリーダーへ、チームを動かすには「仕組み」が重要であり、それを実行することにより「頑張らなくても成果が出る」チーム作りが実現できることを紹介しています。

「頑張っても頑張っても仕事が減らない」
「どうしても部下に任せられない」
「メンバーがなかなか自主的に動いてくれない」
という悩み多きリーダー必見の「任せ方の教科書」です。

任せ方の正解が見つけられるかもしれません。是非お読みください!

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 3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■P.40 いままでのようにトップが命令し、部下はそれに従うだけという組織では、業績も上がらなければ部下も育たない。

■P.61 「異質なものを結合させる」ことが、イノベーションを生み出すのには不可欠なのです。

■P.97 しかし、いまの時代は「なんのために動くのか」がなければ、メンバーは動いてくれません。

■P.107 すべての発想を受け入れて相手の話を聞くと、話を聞くことが面白くなります。

■P.158 フラットな組織においては、情報共有こそがメンバーのやる気を引き出す最初の重要な条件だからです。

■P.181 「無理」や「できない」という発言を禁ずるのではなく、「そこにこそチャンスがある」と伝える。

■P.187 私は、リーダーは意識的に「二重人格」であるべきという強い信念を持っています。

■P.209 人は、自分の仕事にオーナーシップを持ち、やりがいを持ってそれに取り組む時、最も成長するからです。

■P.227 「強みと弱み」ではなく、「強みと改善点」を伝えます。

■P.238 マインドを変えるより「行動」を変える方が早い

■P.270 自分が成長を続けることが、メンバーの成長にもつながる

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 4)今日の気づき
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ブレインジャック創造思考/「ベン図法」対話術/ムカデ型ミーティング/「評価棚上げ」宣言/五階級特進作戦/9to5時間管理/ドタキャン作戦/ネアカ評価/勲章を部下に/笑顔の仮面……
面白いネーミングで著者の失敗談を交え、腹落ちする仕組みが紹介されていました。

それらの中には、初めて知る仕組み、知っているけどできていないこと、既に実践していること等々ありましたが、私は特に、「ブレインジャック創造思考」と「『ベン図法』対話術」が気に入り、明日からやっていこうと思っています。

部下が活き活き働いてくれ成長してることが自分の喜びにもなり、そして自分の時間もできる。
そのできた時間で自分の成長へと投資する。そしてメンバーも成長し、組織も成長する。
このような好循環を作っていき、毎日メンバーと明るく前向きに働いていきたいと思いました。
皆さんも是非!

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 5)本書の目次
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はじめに
第1章 「自分だけが頑張る」のワナ―仕組みがないから、チームも自分も疲弊する    
第2章 あなたが頑張るほどチームメンバーが離れていく理由―時代は「フラットな組織」へ
第3章 時間をかけずに結果を出す「チームを引っ張る9つの仕組み」
第4章 頑張らずに組織が回る「メンバーが自ら動き出す17の仕組み」
第5章 ぶれないマインドを生み出す「8つの行動原則」
おわりに
本書の「仕組み」

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忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み
出版社:PHP研究所 (2023/3/14) 288ページ
山本真司 (著)
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85459-5