本書を手にとってもらうとわかるが、かっこいい&ゆるい本です。
バンドの伝記なのか、装丁にもこっているし、写真やデザインもかっこいい。
でも、MLの最後に載せている目次を見るとわかる。
これは、マーケティングの教科書だと。
マーケティングの内容をわかりやすくするために、具体的事例をあてはめて
説明している本はたくさんある。
しかしこの本は、まず、グレイトフル・デッドというバンドがあって、
彼らの行動が教科書になっただけなので、すごく自然で、すごく納得できる。
以前、ゆるかわ、「ゆるくて・かわいい」のファッションが流行りましたが、
この本は、ゆるわか、「ゆるくて・わかりやすい」!
こんなの大好きです。
<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊 〓
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『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ 』
デイヴィッド・ミーアマン・スコット (著), ブライアン・ハリガン (著),
糸井重里 (監修), 渡辺由佳里 (翻訳)
日経BP社 (2011/12/8)274ページ
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[村上]:
S子さんって、ほんと変わってますよね。
[S子]:
そうかしら、照れるわね。\(^▽^)/
[村上]:
変わり者って言われても、怒らないんですね。
S子さんって、ほんと変わってますよね。
[S子]:
他人と異なっていることこそ、
クリエイティブで、素敵じゃないの!
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「他人とは異なる自分でいたい人」を狙う。
この戦略は、独自性がありすぎて、市場が小さいと思われがちです。
しかし、この時代、そんな人ばっかりですよね?
昔は、アップル製品を買いたい人は、
クリエーターか、他人と差をつけたい人でした。
今は、その人数が膨大になっています。
社会は、変わり者で満ち溢れていると思うことで、
新しい市場を作っていけるのではないでしょうか。
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〓 2)付箋 ~本書からの内容抽出です 〓
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P.15
・機能よりも官能。快楽原則を何よりも大事にして創り続ける。
P.94
・グレイトフル・デッドは、透明性さえあれば、
過ちはすぐに許してもらえるものだとおしえてくれる。
P.103
ドロップボックス「素早く学び、何度も学ぶ」
・チームが気づいたのは、マーケティングで大金を失っている一方、
全くお金を使っていないのに、既存の利用者が結構な割合で
知り合いにサービスを紹介してくれていることだった。
P.126
・業界の境界線を書き換えよう!
P.161
バラク・オバマとファンを最優先すること
・つまり、オバマ陣営は、主流メディアではなく、
最も重要な支持者に最初に伝えたのである!
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〓 3)今日の気づき 〓
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もインターネットの発達により実現できるビジネスモデルだと
考えられがちだが、十二分に、リアルビジネスで実現できることなんだ。
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〓 4)本書の目次 〓
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・彼らはそれをやっていた
・INTRODUCTION
・Chapter01 ユニークなビジネスモデルをつくろう
・Chapter02 忘れられない名前をつけよう
・Chapter03 バラエティに富んだチームを作ろう
・Chapter04 ありのままの自分でいよう
・Chapter05 「実験」を繰り返す
・Chapter06 新しい技術を取り入れよう
・Chapter07 新しいカテゴリーを作ってしまおう
・Chapter08 変わり者でいいじゃないか
・Chapter09 ファンを「冒険の旅」に連れ出そう
・Chapter10 最前列の席はファンにあげよう
・Chapter11 ファンを増やそう
・Chapter12 中間業者を排除しよう
・Chapter13 コンテンツを無料で提供しよう
・Chapter14 広まりやすくしよう
・Chapter15 フリーから有料のプレミアムへアップグレードしてもらおう
・Chapter16 ブランドの管理を緩くしよう
・Chapter17 起業家と手を組もう
・Chapter18 社会に恩返しをしよう
・Chapter19 自分がほうとうに好きなことをやろう
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