こんにちは、「本シェルジュ」の冬野健司です。

新型コロナウィルス対策で在宅勤務、リモートワークをされていて、何日も同僚と会わない、会ってもオンラインの会議だけと言う方も多いのではないでしょうか?

こんな状況が続くと、社長さんは「社員はどうしているのだろうか?」「ちゃんと働いているのだろうか?」と考えたり、社員の方も、「以前は、一緒に飲みに行ったり一体感があったが、今は。。。」といった思いがよぎりませんか?

目の届かないところでも仲間が信頼できる、そんな企業文化の作り方について、皆さんもよくご存じのアマゾン・アップルの経営者やチンギス・ハンや武士などビジネスとはおよそ遠い歴史上の人物の行動など豊富な逸話がちりばめられ、楽しく実際の行動につながるヒントにあふれた書籍です。在宅勤務やリモートワークが増え、これまでの方法では企業文化が維持できなくなっている今、アフターコロナの新しい企業文化を生み出さなくてはならなくなっている今、読んでみたい一冊です。


1)本日紹介する書籍

WHO  YOU ARE
日経BP(2020年4月20日)
ベン・ホロウィッツ
Amazon URL  https://amzn.to/2BBENJw

2)本書を選んだ理由 どんな人が読むべきか?

新型コロナウィルス下の新しい働き方の中で、企業文化を築いていかなくてはならないと思っていらっしゃる方、
今のままでは環境の変化に耐えれないと思っていらっしゃる方、
自らの事業を同志を集めて拡大したいと思っていらっしゃる方
そんな、変化の中で仲間との結束を固めたいと思っていらっしゃる方
に読んでいただきたい一冊です。

3)付箋 ~本書からの内容抽出です

イントロダクション 行動こそが君という人間だ

文化は社訓や社是のようなものではない。一度つくれば終わりというわけではないのだ。(中略)文化に沿わない行いを見聞きしても対処しなければ、それが自分たちの新しい文化になる。

第5章 サンゴールのテクニックを使う

リーダーが自分たちの文化をどう捉えているかはあまり大切ではない。リーダーや上層部が思う自分たちの「企業文化」は、社員の体験からはほど遠い。(中略)重要なのは次の問いだ。この組織の中で生き残り、成功するために社員がしなければならないことは何だろう?どう振る舞えば組織に馴染み、どう振る舞えばつまはじきにされるのか?どう行動したら先頭に立てるのか?

第8章 自分らしい文化をデザインする

行動規範が有効かどうかを考える切り口はいくつもある。その行動規範は実行できるか?その行動規範は独自で独特なものか?その行動規範にあなたは合格できるか?

第9章 境界事例と見せしめ

ペイジはスティーブ・ジョブズと話したばかりで、ジョブズから「色々やり過ぎだ」と叱られたらしい。(中略)私はペイジに、少数のことに卓越するのが彼の望みかと聞いた。するとペイジがこう答えた。「いや、これまでにない画期的なアイデアを追い求められなければ、僕が僕じゃなくなる」私は言った「なら、君がそうできるような組織設計と文化が必要だな。アップルとは全く違う形の」

第10章 まとめ

完璧な文化は絶対に手に入らないことを覚えてほしい。目標は、あなたの会社にできるかぎりあった文化をつくり、それを持続させることだ。

4)今日の気づき

企業文化は、自然とできるものではなく、行動の積み重ねでつくられるものだと言うこと
そのために、リーダ自身の持っているものやなりたいものの影響を強く受けること
企業文化が完成すると言うことはなく、常に変化するものだと言うこと

5)本書の目次

イントロダクション 行動こそが君という人間だ
第1章 文化と革命
第2章 ルーベルチュールのテクニックを使う
第3章 武士道
第4章 もう一つの武士道
第5章 サンゴールのテクニックを使う
第6章 チンギス・ハン
第7章 現代社会の多様性
第8章 自分らしい文化をデザインする
第9章 境界事例と見せしめ
第10章 まとめ

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日経BP(2020年4月20日)
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