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ビジネス書書評の本シェルジュ

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります


おはようございます。本シェルジュの平川雄二です。

今日は、お正月休み明けの続きともいえる連休最終日。

明日からの仕事に備え、寝る前にぷしゅっと一杯。
お酒が好きな方なら、そんな誘惑に負けてしまう人も多いはず。

ここ最近クラフトビールブームが続いています。
みなさんは、ブームの火付け役ともなった「よなよなビール」を飲んだことはありますか?

日本のラガービールでいうところの、切れ味、辛口、心地よい苦み、とは対照的に
エールビールのため、フルーティで、ほんのり甘く、少し強めの苦みが特徴的です。

しかも、このビールの取得した数々の賞がその美味しさを物語っています。

・インターナショナル・ビア・コンペディション8年連続金賞
・ベルギー・モンドセレクション金賞
・オーストラリア・インターナショナル・ビア・アワード金賞
・ブルワリーオブザイヤー2010年受賞
・ジャパンクラフトビアーセレクション 2010年受賞 など

実は、そんな素晴らしい「よなよなエール」を生み出したヤッホーブルーイングは
これまで赤字続きの会社だったのです。

その会社が11年連続増収増益できる会社にいかにして変わることができたのか。

著者である井出社長の人柄が溢れる赤裸々かつ等身大のタッチで描かれています。

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1)本日紹介する書籍
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「ぷしゅ よなよなエールがお世話になります
くだらないけど面白い戦略で社員もファンもチームになった話」
東洋経済新報社 (2016/4/8) 177ページ
井出直行(著)
www.amazon.co.jp/dp/B01DTX9IPW

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2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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すべてのビジネスパーソンにお勧めできる書籍です。

特に、チームの責任者や人材育成担当者、商品のブランディング担当者、そして経営者の方にはぜひ読んでいただきたいです。

本書は、いわゆる敏腕経営者の成功体験本ではなく、もともとごく普通のサラリーマン(どちらかというと後ろ向き?)だった著者が星野リゾートの星野社長やビールと出会い、自分のやりたいことに目覚め、泥臭くも一途に努力しながら成長していく過程に共感できる点が多くありました。
また、ロングセラーとなるヒット商品の裏側に隠された企業努力と葛藤について、ユーモアなのにシリアスに描かれていてとても読み応えがありました。

是非お手に取って読んでいただきたい一冊です。

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3)付箋  本書からの内容抽出です
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■「人は、得意なことを仕事にすると、最も輝く」
だから仮に、「職人のように何かをつくることに取り組んでいる瞬間がたのしい」人がいれば、ビールの醸造を手掛けてもらうのがいいかもしれません。
「計算が得意」なら経理などがいいでしょう。僕は社員に「いままで、どんな仕事で、何をやっているときがおもしろかった?」と質問しました。
中略。みんなが「たのしい」と思う瞬間を把握したうえで、それぞれに向いた仕事を頼むと、みんな才能を自由自在に発揮し始め、素晴らしいチームができあがるのです。
これと同様に、僕は、職を転々としながら自問自答を繰り返していました。会社を辞めて無重力のような状態に置かれるたび、自然と「自分が好きなことは何か?」「自分が何をたのしいと感じるか?」と、自分自身の性向を見極めていたのです。

■新たに市場に加わった人間が、すでにできあがっている「市場のルール」に縛られ、いまのルールのなかで戦っても勝てるはずがないのです。

■新規参入者は、いわゆる「世の中的に正解」とされていることをやってはいけない。時にはあえて常識の逆を行くことも必要なのです。ネーミングから味からデザインまで、あらゆる場面で新規性が高くなきゃ、相手にしてもらえません。

■100人に一人でも、大ファンになってくれるのであれば、そこには参入する価値がある。100人のうち99人が「いつものビールでいい」と思うなか、たった一人だけ「あれじゃなきゃダメだ」と思ってくださる製品であれば、出す価値があるんです。

■「変わったビールだな、試してみるか」というお客様ではなく、冷蔵庫に「よなよなエール」のストックがあって、冷蔵庫がカラになるたびに「あのビールがないと寂しい」と、パソコンを立ち上げて買ってくださるお客様を増やすことが、本当の「成長」につながるんです。
だから、まずは「検索していただく工夫」、次に「リピートを獲得するための工夫」が必要なんです。その最大のものはーズバリ、僕らの「個性」を知って興味を持ってもらうこと、ファンになってもらうことです。

■ネットで製品を売る場合は、大手企業のように「世の中の多くの方たちと薄く広く交わる」のではなく、「一部の方と濃く交わる」ことが必要なんです。

■「真剣に、誰も止められないくらい真剣にやっていれば、奇異に見えても、怒る人はそうはいない」ということです。いやむしろ、応援にかわる場合すらある。

■「個性豊かなビール文化を日本に根付かせたい。」なかでも、まずはおいしいエールビールを、夜な夜な飲めるようにしたい。それができないなら、この事業はたたむべきなんだ。こういう難しいことに挑戦していくのが僕らの会社なんだ。

■「できないことを頑張るんじゃなくて、できることをやる」
別の人になろうとするんじゃなくて、自分を極めるほうがいい。いわば「僕であることを極める」ことが、進むべき道だったんです。

■「リーダーにしか見えない景色」があるんです。リーダーは、時間軸で言えば10年後、20年後を考えなければならない。いまを見ている人とは視座が違うから、意見がかみ合わないんです。

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4)今日の気づき
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本書を読んで感じたことは、仕事も人生も「アイデンティティをもつこと」がいかに重要であるかということです。

自分の性向を把握するため、主体的に出会いを求め、取り入れ、挑戦するなかで納得のいく生き方を模索していく。

その過程から生まれた商品やサービスが、きっと世の中に受け入れられていくに違いない。

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5)本書の目次
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第1章 おもしろそうな仕事は裏切らない
第2章 ファンは一〇〇人に一人でもいい
第3章 弁当代が出ないなら東京に行きません
第4章 どん底だから、この仕事に人生を賭ける
第5章 運命を変えた七年前の手紙
第6章 スキルは挑戦しながら身につければいい
第7章 リーダーの不満は自分を映した鏡
第8章 早ければ早いほど、最高のチームができる
第9章 僕らの働き方を変えたら、ファンも販売店もチームになった
付 録 今夜から使える エールビールの楽しみ方

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「ぷしゅ よなよなエールがお世話になります
くだらないけど面白い戦略で社員もファンもチームになった話」
東洋経済新報社 (2016/4/8) 177ページ
井出直行(著)
www.amazon.co.jp/dp/B01DTX9IPW
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