こんにちは! ゴールデンウィークいかがおすごしでしょうか?
本シェルジュ イレギュラーメンバーの一人、藤井無限です。
4月に本年度が始まり、早くも一か月たちました。
4月に新入社員として社会人としての一歩を歩み始めた方や、4月から新たな部署に異動して、新生活をスタートさせた方は、ひょっとしたら「ちょっと疲れた><」と思っているころかもしれません。
そんな方は、ゴールデンウィークにゆっくり休んでいただきたいと思ます。同時に、この一か月間、過剰に周囲からの要望や期待に、受け入れすぎて、自分自身がすり減ってしまったのではないか?
という視点でゆっくり、振り替えてみましょう。そんな、方に読んでいただきたい一冊です。ぜひお手に取ってみてください。

<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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断る力
勝間和代 (著)
文春新書 (2009/2/20)
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今回の登場人物紹介
◆今年の新入社員A君
◆メンター先輩社員Bさん
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A君:B先輩、失敗してすいませんでした。
Bさん:いいよ。いいよ。気にしなくても、
新入社員のうちは、失敗するのも仕事のうちだから、
ちゃんと報告してくれたから、今回はリカバーもできた、
次からは気を付けてね。
それより、最近元気ないんじゃない。
A君:そんなことは、ないと思うのですが。。
入社して一か月少し、疲れてきたかもしれません。
Bさん:頑張っているのは分かるけど、燃えつきないでね。
A君:はい。
Bさん:ゴールデンウィークはゆっくり休んで、
この本でも読んでみてよ。
今は、まだこの本の内容は早いかもしれないけど、
いずれ大切になってくるから。
今から少しずつ意識しておくとよいと思うよ。
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〓 2)付箋                            〓
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◆何年間も自分のワークライフバランスを犠牲にし、仕事を夜中までし続ける
ことになります。(中略)気づいたことは、「自分で断ること、捨てること」
の重要性でした。まさしく、必要なことは「To Do List(すべきことリスト)」
を作ることではなく、「Not To Do List(断ること、してはいけないことリスト)」
を作ることだったのです。
◆もちろん、同調傾向は悪いことばかりではありません。相手を
気遣い、空気を読んでチームワークを取ることができます。
しかし、同調傾向が高い人は、うつ病になりやすいという筑波大学の
松崎一葉教授の研究もあります。
◆一番最悪のパターンは、相手の指示に不満を持ちつつも、
断らずに指示をこなそうとすることです。
◆「ノー」とは
・相手と自分に誠実でありたいからこそ、言うことば
・あなたと私は違う。それがO.Kだから、伝えることば
・何ができて何ができないのかをわかってもらう理解のことば
・相手と長くよりよい関係を築く、かけ橋のことば
・あなたを「燃えつき」から救う、魔法のことば
・おかしいことにはおかしいと立ち上がる、勇気のことば
◆もっともうつ病になりやすかったのは、
「努力が成果に結びつくことを信じる人」×「他人に評価を委ねてしまう人」
の組み合わせ
一番ストレスもたまらず、成功しやすいタイプの人は、
「努力が成果に結びつくことを信じる人」×「自分の評価の軸がある人」
の組み合わせ

◆「コモディティ」と「スペシャリティ」の一番の違いは何かというと、
相手にとって、「コモディティ」はコスト勘定で処理をされるが、
「スペシャリティ」は投資勘定として処理されること
◆「断る」ことで嫌われるかは、
・見かけが、平均よりも汚く見えないか
・髪の毛や口、ワキガなどがイヤな臭いを発していないか
・話し方にどことなく相手をバカにした雰囲気や、言い回しの嫌らしさがないか
・相手について興味がなさそうな雰囲気や、生意気な言動をとっていないか
熱狂的なファンを作れるかは、
・1. こちらが圧倒的にあこがれる個性、才能、クセがあり、私たちの
代わりに何かを実現してくれる
・2. 1を実現するために努力を継続的に繰り返しており、
その姿勢に強い共感がもてるか
・3. 相手はまめで、こちらをわかってくれている、ケアしてくれているという感覚
が持てる
・4. 謙虚で威張っていないため、相手と自分の関係が上下関係にならない
◆ 「私たちは自分の扱い方を人におしえている」
私たちが相手からどのように対応して欲しいか、
取り扱って欲しいかは、私たちの言動が相手に教えている
◆ 対等な人間関係
・ 私たちは相手の上位にたたない
・ 私たちは相手の下位にたたない
・ 私たちは相手に下位にたつことを求めない

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〓 3)今日の気づき                       〓
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「断る」ということは、自分勝手な行いではない、
自分客観的に知り、相手を尊重しつつ「断る」ことは、
自分にとっても相手にとっても、世の中全体にとっても
有益なことである。
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〓 4)本書の目次                        〓
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はじめに
◎「断る力」を身につけてはじめて、コモディティ(汎用品)から抜け出せた
◎9割は断るからこそ、引き受けた仕事は全力投球・命がけ
◎勇気を持って、あなたも「断る力」をつけよう!
第1章 総論 「断る力」の圧倒的な効用を理解する
◎「断る力」がない人たちは自己主張ができない人たち
◎「断る力」がないと「2ちゃんねる」で不満をぶちまけてしまう
◎正しいかどうかは関係ない。あるのは相手の「認識」だけ
◎アサーティブ、すなわち、賢い自己主張が「断る力」を支える
◎うつになる人は他人の評価に身を委ねてしまう人である
◎「断る力」をもたないと「子どもサッカー」をプレイしてしまう
◎「問題集をひたすら解く」ような教育は考える力を失わせる
◎「コモディティ」にならないためには「スペシャリティ」になる環境を選び抜かなければならない
◎「断ること」によるデメリットは思ったより少ない
◎同調はしやすいものと認識しなければならない
◎会社は同調思考を抜け出せるチャンスになる
◎「断らないこと」のメリットとは何か
◎「断らなく」ても嫌われることはゼロに出来ない
◎「熱狂的なファン」を作ることに集中する
◎「嫉妬」は必ず生じるものだと割り切る
◎「嫌われる」リスクを取ろう
◎だからといって、むやみに嫌われるようには振る舞わない
◎「悪意」の攻撃に対しては冷静かつ戦略的に対応する
◎その悪意は「解決すべき問題」か判断する
◎自分の「悪意」を制御することで、相手の悪意も理解できる
◎私たちは自分の扱い方を人に教えている
◎「断る力」を身につけるためには、相手との「対等」な人間関係が必要
◎「ランク・ジャンケン」主義者が一定割合はいることも割り切ろう
◎第1章のまとめ
第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ
◎自分に責任を持てるのは自分だけ
◎ビートたけしさんの「毒舌」の正体とは?
◎上手に「断るリスク」を取る具体的なコツを学ぶ
◎ネットにおける「果たし状」~批判を繰り返す人の心理を考える
◎適切な「自己評価」がすべての基本になる
◎評価しづらい能力も評価する
◎「努力」の量はかけた時間で評価できる
◎自分の評価をするためのより具体的な方法を知る
1.まずは身近な人の意見を聞く
2.客観テストを使う
3.職場の人事評価を利用する
4.転職エージェントの力を借りる
5.顧客や取引先の評価を活用する
6.インターネットの評価を活用する
◎「客観的評価」を失うことこそ、最も避けるべき状況
◎「フィードバック」からノイズを取り除きながら、光と影を知る
◎他者からの評価バイアスで注意すべきこと
◎「不得意」なものは放っておく割り切りと強さが必要
◎30代前半までに「軸」を持つのが理想
◎自分が自分の「コーチ」として実は最適な人材である
◎第2章のまとめ
第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する
◎「空気」を読んだ上で無視できる力をつける
◎「影響の輪」を常に意識しよう
◎上司は思いつきでものを言う
◎相手への影響とは、相手の力をうまく引き出し、「協力関係」を築くことである
◎「交渉力」はクセである
◎相手を尊重するからこそ、「断る」
◎「思考のクセ」を変えるには、手法を知り、行動を繰り返すしかない
◎「断る力」の発揮を「ロー・リスク」な場所から始めてみよう
◎「断る」成功体験で、自分に自信ができる
◎第3章のまとめ
第4章 ジャンプ 「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る
◎「断る力」を身につけると、人間関係が目に見えて変わる!!
◎人との関わりの中で「自分の軸」が革新していく
◎相手を相対化する
◎職場でのチームワークをつくる
◎日常の生活の中で、基礎となる友情・愛情を育む
◎最後は、間違った考え方、間違った社会にNOを言える力を養うことを考えたい
◎第4章のまとめ
おわりに
断る力
勝間和代 (著)
文春新書 (2009/2/20)
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