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  4. 捨てられる銀行2 非産運用
  5. やさしい行動経済学
  6. 会社に頼らないで一生働き続ける技術
  7. 雑誌掲載
  8. 世界史の流れを掴みたいならこれ → いちばんシンプルな世界の歴史
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  1. RPA革命の衝撃
  2. 新版 ひとり社長の経理の基本
  3. 自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考…
  4. 「言葉にできる」は武器になる。
  5. いい会社ってどんな会社ですか?
  6. 21世紀を生き抜く3+1の力
  7. Hit Refresh~マイクロソフト再興とテクノロジーの未来~
  8. 田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』
  9. 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80…
  10. 「1000円ゲーム」-5分で人生が変わる「伝説の営業法」-
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ビジネス書書評の本シェルジュ

田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』

こんにちは。そして、はじめまして。
新人「本シェルジュ」の廣瀬達也です。よろしくお願いします。
新年度の空気ただよう爽やかな季節、こんな季節は朝ごはんにおいしいパンが
食べたくなりますね。

みなさんは「野生の菌で醸(かも)すパン」を食べたことありますか。実際と
ころ、普通に街で購入することは難しいかもしれません。巷で購入できるのは
「野生ではない菌で醸されるパン」が大半だから。

今日ご紹介する本の著者である渡邉格(わたなべ いたる)さんはパン屋さん。
そのパン屋さんは「野生の菌で醸(かも)すパン」を作って販売しています。
「菌」たちの声を丁寧に聴きパンを作り上げるお店。このお店の経営理念は
「利潤を出さない」こと。中小企業診断士的目線からすると「なんですとー!」
と突っ込みたくなる興味深い経営理念です。

お店の名前は「タルマーリー」。鳥取県の山奥の智頭(ちず)という小さな街に
あります(こちらの本では岡山県となっていますが、その後移転して現在は鳥
取県)。昨年僕はこのお店を訪れてパンを食べ、著者さんにもお会いしました。
幼稚園だった施設をリノベーションした素敵な店舗。ここのパンは安くありませ
ん。なにせ、野生の菌を使っていてとっても手間がかかっています。それでも、
常連のご近所さん、遠方からやってくる方など多様なファンを持っています。
そして、今では東京、関西などでこのお店のパンを購入することができます。
それだけ求められているパンなのです。

利便性の追求が進み、人工的手段を使ってでも「腐らない(腐らせない)」こと
が優先されることが多い今の時代。その今の時代に対して、素直な疑問を投げか
け、自らの自然な生活、仕事を実践しているパン屋さんの姿。そしてパン屋さん
が考えていることに触れてみませんか。パンのおいしい4月はそんな季節です。

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 1)本日紹介する書籍               
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「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」
講談社 (2013/9/24) 226ページ
渡邉 格(わたなべ いたる)(著)
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4062183897

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 2)本書を選んだ理由  どんな人が読むべき?               
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・毎日電車に揺られて職場に通っている自分に違和感を感じている
・何かと加速が進む今の時代に「何かがおかしい?」という疑問を感じている
・素直に生きることを実践してみたい
・天然の菌が作った美味しいパンを食べてみたい
・「腐る経済」ってどういうこと?とタイトルに引っかかった
・田舎暮らしに関心ある
・田舎暮らしを実践しながらも、出版したり、講演活動したりという発信力あ
る人のことが気になる

と感じるみなさん

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 3)付箋 ~本書からの内容抽出です   
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■P.002
そして僕らは不思議なパン屋になった。店を開いたのは岡山駅から電車で
2時間以上かかる山のなか。看板メニューは「和食パン」。古民家に棲みつ
く天然の菌でつくる「酒種(さかだね)」を使って発酵させる。お値段は
350円という高価格。週に3日は休み、毎年1ヶ月の長期休暇を取る。
そして、店の経営理念は「利潤」を出さないこと。

■P.027
「イタル、おまえ、マルクスを読んでみたらどうだ」
「えっ!? マルクスって、あのマルクス?」

■P.063
労働環境が劣悪だから、従業員の定着率が信じられないほど悪い。でも、労働
が単純だから仕事はなんとか回る。要するに、働き手は誰でもいい。でも、
クビにされたら困ってしまう。だから、僕らは無茶苦茶に働かされても、文句
のひとつ言うことすらできない。

■P.107
「田舎のパン屋」が見つけた「腐る経済」の柱は、大きく4つ。「発酵」「循環」
「利潤を生まない」「パンと人を育てる」

■P.177
マルクスいわく、資本主義経済の矛盾は、「生産手段」をもたない「労働者」が、
自分の「労働力」を売るしかない構造から生まれている。・・・今の時代は、ひと
りひとりが自前の「生産手段」を取り戻すことが、有効な策になるのではないか
と思う。

■P.225
今僕らが感じている豊かさを、僕ら自身がいつまでも続けていきたいし、子ども
にも残していきたい。同じ豊かさを感じて暮らせる人の輪が広がって欲しい。今
のグローバル資本主義一辺倒の世界では、それがままならなくなってしまいそう
だから、未来に希望の光を灯すために、田舎で経済を「腐らせ」、新たに経済を
「発酵」させて、働いた身体に心地よく染みこむパンやビールやワインのように、
心地のいい経済をつくっていきたい。

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 4)今日の気づき                       
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ここだけの話ですが、「田舎暮らしに憧れるって、田舎を知らない都会人の甘っ
たるい幻想だよね」などと、大それたことを田舎出身の僕はたまに思ったりす
ることがないこともありません。自分のことを棚に上げて・・・。
そんな甘ったるく斜に構えた田舎出身者とは全く次元の違った著者さんの自然
な行動力と思考力に一気に引き込まれました。

そもそも人間の営みは「腐る」ことが自然。「腐らいない」というのはどこか不
自然です。その意味で、今のご時世は不自然な「腐らない経済」が蔓延してい
るのではないでしょうか。「腐らない経済」の中で人間自身が「腐って」しま
ってないか?そんなことも少し考えました。そして、なにより、僕自身も著者さ
んのように「素直に自由に行動的に生きたい」と思ったのです。

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 5)本書の目次                        
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はじめに
第Ⅰ部 腐らない経済
第一章 何かがおかしい(サラリーマン時代の話・祖父から受け継いだもの)
第二章 マルクスからの出会い(父から受け継いだもの)
第三章 マルクスと労働力の話(修行時代の話1)
第四章 菌と技術革新の話(修行時代の話2)
第五章 腐らないパンと腐らないおカネ(修行時代の話3)
第II部 腐る経済
第一章 ようこそ「田舎のパン屋」へ
第二章 菌の声を聴け(発酵)
第三章 搾取なき経営のかたち(「利潤」を生まない)
第四章 次なる挑戦(パンと人を育てる)
エピローグ

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「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」
講談社 (2013/9/24) 226ページ
渡邉 格(わたなべ いたる)(著)
AmazonURL:https://www.amazon.co.jp/dp/4062183897

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記事

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