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ビジネス書書評の本シェルジュ

人工知能は人間を超えるか

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本シェルジュの村上知也です。

最近、こんなニュースには事欠きませんね。

・「AI(人工知能)でなくなる職業・消える仕事 は何か!?」
・「◯◯企業がAIを導入して効率化を実現!?」
・「シンギュラリティ時代を生き残る方法は!?」

AI、人工知能が進化し、新しい取り組みが実現されるのは楽しみです。

一方で、記事を読むと、「これって、AIの話なの?」と感じるものが多いのも事実です。

・ただのソフトウェア処理で業務効率化しただけじゃない?
・人工知能なんか使っていなんじゃない?
・学習してるの?

といった疑問を感じます。
AIって記事のタイトルに入れたほうが話題が出るだろうと。

20年も前になりますが、私は生物工学科で勉強していました。
私の研究テーマはストレスで、心拍や脳波の研究をしていました。
そして同じ研究室では、ニューラルネットワークを研究している同期がいました。
当時は、そんな数学っぽい研究はやだ!とか思っていましたが、
再び脚光を浴びてくるジャンルになってきました。あの時勉強してればよかった(^^;

私自身には、ニューラルネットワークなどの知見はないので、
「なんでもAIっていうな!AIっていうのはな・・・こういうことだ!」と言いたいのですが、
言い切れる知識はなかったので、あらためてAIの全体像を提示してくれる書籍を探しました。

そして次の本を選んでみました。

1)本日紹介する書籍

人工知能は人間を超えるか
KADOKAWA / 中経出版 (2015/3/10)242 ページ
松尾 豊 (著)

2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?

前述の通りAIの全体像を知りたかったからです。
科学分野の歴史は大事だと思うんです。
以前こんなブームがあって、ここまで研究が進んだけど、停滞してまた、今盛り上がっているなど。
そういうことを認識していないと、単なるバズワードをすごいんじゃないか!と誤解してしまうことになります。

経営学の分野でもそうだと思います。

昔々、EDPS(データ処理システム)、MIS(経営情報システム)、DSS(意思決定支援システム)
といったキーワードがありました。

振り返ってみると人間がやってたデータ処理を機械にやらせてラクをしよう、というのがEDPSでした。
さらに経営情報を貯めれば経営者に役立つだろうと作ったのがMISでしたが、巨大なゴミ情報箱となりました。
それならば、意思決定まで機械にさせちゃおう!というのがDSSでしたが、さすがに無理でした。

ビックデータの時代が来て、AIが実用化されると、経営の意思決定ができてしまう
・・・DSS2のようなものが産まれたり・・・ということも期待されています。

こういった流れを把握しておかないと、昔はやったワードに、再び無駄にのせられちゃう危険もあります。

バズワード・・・一過性のブームになったキーワードに惑わされず、
AIにおける世の中の進歩状況を把握しておくにはこの本は最適だと思います。

3)付箋  本書からの内容抽出です

【AIの歴史】

レベル1のAI(制御)は、縦何センチ以上、横何センチ以上、高さ何センチ以上の荷物は「大」のところに移動する、何センチから何センチまでは「中」、それ未満は「小」といったように、もれなく厳格なルールを定め、その通りに動くだけである。
レベル2のAI(探索・推論、あるいは知識を使ったもの)は、同じく荷物の縦・横・高さ・重さなどの情報で仕分けるように指示されているが、荷物の種類に応じてたくさんの知識が入れられている。たとえば、「割れ物注意」のタグがついていれば丁寧に扱う、天地無用であれば上下を入れ替えない、ゴルフバッグであれば縦に置く、生鮮食品は冷蔵扱いとする、などである。
レベル3のAI(機械学習)は、最初から厳格なルール、あるいは知識を与えられているわけではない。いくつかのサンプルが与えられて、「これは大」「これは中」「これは小」というルールを学んだら、次からは自分で「これは大だな」「これは中だな」「これはどこにも当てはまらない」と判別して、自分で仕分けできるようになる。

【強いAIと弱いAI】

人工知能の研究分野では、古くから「強いAI」「弱いAI」という議論がある。
もともとは哲学者のジョン・サール氏が言ったもので、「正しい入力と出力を備え、適切にプログラムされたコンピュータは、人間が心を持つのとまったく同じ意味で、心を持つ」とする立場を「強いAI」とした。
人間の心あるいは脳の働きは情報処理であり、思考は計算であるとするものである。本書の立場は、人間の知能の原理を解明し、それを工学的に実現できるとするので、「強いAI」の立場と言ってよいだろう。

【機械学習は一瞬】

人間も学習しているときは時間がかかるが、学習した成果を使って判断するときは一瞬でできる。この手書きの文字が「3」を表すとわかるようになるまで、生まれてから数年かかるが、いったんわかってしまえば、次からは見た瞬間「これは3だ」とわかる。それと同じだ。

4)今日の気づき

あらためて、脳の研究って進んでいそうで進んでいないなあという印象を持ちました。
AIもディープラーニングも、原理的には何十年前の仕組みがそのまま。
CPUパワーの増大による多層処理ができるようになっただけでは?と感じたりします。

大量のデータから意味のあることを見つけるデータマイニングは、おむつとビール以外に
大きな成功例もなく終わってしまいましたが、今回のAIとビックデータの活用は
それ以上の凄い進展がみられるのか、大量のデータを活用することがどれくらい
世の中を変えていってくれるのか、楽しみです。

5)本書の目次

はじめ に   人工知能 の 春
序章   広がる 人工知能 ─ ─ 人工知能は人類を滅ぼすか
第1章 人工知能とは何か──専門家と世間の認識のズレ
第2章 「推論」と「探索」の時代──第1次AIブーム ・ブームと冬の時代
第3章 「知識」を入れると賢くなる──第2次AIブーム
第4章 「機械学習」の静かな広がり──第3次AIブーム
第5章 静寂を破る「ディープラーニング」──第3次AIブーム
第6章 人工知能は人間を超えるか──ディープラーニングの先にあるもの
終章 変わりゆく世界──産業・社会への影響と戦略

人工知能は人間を超えるか
KADOKAWA / 中経出版 (2015/3/10)242 ページ
松尾 豊 (著)

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献本について

記事

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