こんにちは、「本シェルジュ」メンバーの米澤です。
ビジネス書を中心に年間100冊以上読んでいるなかで
これは!と思った本をご紹介します。

さて、今回紹介する書籍は、「ロマンと冒険の地図を描く 大航海経営術」です。

新しい収益の柱になるような事業を立ち上げたい!でもやり方がわからない…社員がついてこない…と感じている中小企業経営者の方へ、役立つ指針となる本です。

経営とは、答えがない荒波を進む、まさに「大航海」の中を進んでいるようなものです。

本書の著者は、日産自動車で約30年新技術開発などに従事した後、「阪神大震災の恩を東北で返す」ことをミッションに、単身福島県へIターンした中小企業診断士の市川聡さんです。

現在は、福島県内の中小企業を中心に、新規事業開発の支援や、それにともなう補助金申請支援に携わっており、これまでの支援実績は100件以上。

会社員経験と中小企業診断士として新規事業開発をするなかで得た経営ノウハウが本書にまとめられています。

目次

1)本日紹介する書籍


ロマンと冒険の地図を描く 大航海経営術
ゴマブックス(2023年4月24日)
市川 聡
Amazon URL  https://amzn.to/3WMZOGe


2)本書を選んだ理由 どんなひとが読むべき?

  • 新事業を立ち上げたいけど、社員から「また社長は夢を言っている…」と言われ、社員がついてこないと感じている中小企業経営者
  • 新事業を立ち上げたいけど、社員がまとまっていないと感じている中小企業経営者
  • 中小企業を支援する中小企業診断士、経営コンサルタント

3)付箋 ~本書からの内容抽出です

しかし、一番よくある問題は、社長だけが理念を理解し、社員には理念が浸透していない状態です。これでは理念を策定しても意味がありません。これを避けるためには、理念を策定することだけに注力するのではなく、社員に浸透させることを意識して、意図的に策定していくことが必要になります。社員に理念が浸透し全社員が同じ方向を目指すことができると、社員1人ひとりが楽しみながら仕事をし、喜びや楽しみもみんなで共有できることができるようになります。

「ロマンと冒険の地図を描く 大航海経営術」P54

理念を策定することは、会社経営にとって欠かせません。ですが、それが社員に伝わっていなければ意味を成しません。ですから、社長が見据えているベクトルと社員のベクトルを合わせることが一番大事です。

「ロマンと冒険の地図を描く 大航海経営術」P56

驚くかもしれませんが、社長たるものお金の話は学んだ方がいいとは言いましたが、すべてを学ぶ必要はなく、学んではいけないお金の話があります。学んではいけないのは、社長であれはぼんやりと感じておられるかもしれませんが、専門的すぎる仕分けや税金などで、これは専門家に任せておけばよいのです。

「ロマンと冒険の地図を描く 大航海経営術」P66

(中略)価値観が多様化し、環境変化も激しい現代におては、以前のように、発生した問題に対する答えは1つであり、経験豊富で情報量も多い、社長や上司が答えを持っている時代ではなくなったということです。(中略)ではどうやって社長と社員のベクトルを合わせるのか、(中略)具体的にチームとして生産性を上げるために必要なことがチームビルディングなのです。

「ロマンと冒険の地図を描く 大航海経営術」P66


4)今日の気づき

本書では、経営資源が少ない中小企業が新規事業を成功させるには、①会社が目指す方向性となるビジョンを言語化すること、②具体的な数値を定めた事業計画を策定すること、③自律的な社員を育てるチームビルディングの3つが必要であると、具体的な経営のフレームワークとともに解説されています。

特に、チームビルディングの箇所では、社員個人の得意とするタイプを見ている「効き脳診断」について解説があります。

効き脳のタイプによって、その人へのコミュニケーションを変えるべきであるというのです。

こうやって社員のチーム化を考える観点があるのかと、学びになりました。


5)本書の目次

はじめに

第1章 プロフェッショナルマインドを作った確かなキャリアチェンジのステップ

第2章 社長の挑戦を応援する『経営者塾(大航海経営塾)』で会社の未来を創る

第3章 【『経営者塾』受講生との対談】

第4章 『経営者塾』受講生5名の体験談編

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