こんにちは。本シェルジュの野口栄美です。

2020年も12月となりました。
私が生きてきた中では、これ程世の中が激変した年はなかったかと思います。

楽しみにしていた東京オリンピックは開催されず、流行語大賞になった「3密」をはじめ、ソーシャルディスタンス、テレワーク、ニューノーマルなど昨年の今頃には聞かれなかった言葉を毎日耳にしています。

また、「DX」という言葉もネットニュースや新聞、雑誌、セミナー等で良く目にしたワードではないでしょうか?

良く見るけど何て読むかわからない、読み方は知ってるけど具体的にどういうことなの?と思っている方が沢山いらっしゃると思います。

今日ご紹介する本は、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とはとの定義から解説してくれていると共に、技術的な説明ではなく、これからの企業に必要な価値観や方向性を示してくれています。

コロナショックから立ち上がり元気な日本となるため、是非一緒に読んでみましょう。

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 1)本日紹介する書籍
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テクノロジーをもたない会社の攻めのDX ーー非IT・非デジタル企業が秘める破壊的成長
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2020/10/2) 240ページ
内山 悟志 (著)
https://www.cm-publishing.co.jp/9784295404569/

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 2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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望む望まないに関わらず、今は時代の転換期にあります。

毎日の暮らしの中で変化を否応が無しに受け入れつつ、まだ踏み込めていない人たち、そして企業もたくさんあります。

ビジネス環境が大きく変わり、デジタル化が急速に進んでいる今、IT企業に限らずあらゆる業種の方々がデジタル化について考える必要があります。

世の中の多くの中小企業は、自社はデジタル化が遅れていると考えているかもしれません。
しかし、今はまだデジタル化の遅れをチャンスに変えるときです。

全ての業種の経営者、そして全てのビジネスパーソンに、価値観が大きく変わろうとしている今、是非読んでもらいたい1冊です。

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 3)付箋 ~本書からの内容抽出です
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■P.21
 ちまたでは「デジタル化社会」や「デジタル時代の到来」といった言説が飛び交っていますが、それはいったい何を意味しているのでしょうか。それはすでに始まっているのですが、私たちの身の回りで見られる現象を例にとって3つの重要な流れに注目してみましょう。

■P.60
これからは、企業としても、働き方の新しい日常、業務の新しい日常、
事業の新しい日常、業界の新しい日常、そして社会の新しい日常を
創り上げていかなくてはなりません。ニューノーマルといわれる新しい世界を切り拓いていくために、DXの推進を止めてはならないのです。

■P.108
それには、これまでのような自社の強みや製品・サービスを中心に据えた改善型の課題解決アプローチではなく、未来志向で社会課題や市場ニーズを見据えた問題発見型のアプローチが求められ、それは起業の存在意義や存在価値をゼロから問い直すことを意味します。

■P.162
 まずは、なぜDXが必要なのか、自社がDXによって目指すべき先はどこなのかを組織の階層を問わず全員が腹落ちするまで議論し、「思い」を共有することが求められます。

■P.203
経営者は、同質性を抑制し、異質な考え方や観光を積極的に取り入れる姿勢を見せることが求められます。

■P.221
また、DXの実践の場面においても外部の活用は有効です。

■P.235
また、先が見えない時代である今日において、すべてのビジネスパーソンが、これまでと同じ企業文化で、同じ事業を行い、同じ働き方や業務を遂行していては、個人としての成長や生き残りさえ危ういといえます。今こそ会社の外に出て、もちろんオンラインでも構いませんが、違う空気を吸ってみることをお勧めします。

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 4)今日の気づき
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世界中でデジタル化が進む中、社会や経済、私たちの日常の生活も大きく変わっています。

その変化を嫌がらず受け入れ、自ら・自社を変容させていくことが必要であることをこの本を読み再認識しました。

世界中で起こっているピンチを、是非チャンスに変えていきましょう。

その意識を据え、新しい年を明るく迎えたいですね。

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 5)本書の目次
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目次

はじめに

第1章 非IT企業こそDXを進めるべき理由

第2章 テクノロジーを持たない会社でもDXは成功する

第3章 非IT企業にとってDXは何を意味するのか

第4章 デジタルを経営に取り入れるためには

第5章 DX実現に向けて社員を動かす

あとがき

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テクノロジーをもたない会社の攻めのDX ーー非IT・非デジタル企業が秘める破壊的成長
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2020/10/2) 240ページ
内山 悟志 (著)
https://www.cm-publishing.co.jp/9784295404569/