こんにちは!  本シェルジュの田中聡子です。
この本を読んで、社会人になりたてのころを思い出しました。
同期とのランチの話題は、お互いの部署の雰囲気について。
「あの先輩は任せてくれるからがんばろう、って思えるんだ」
と言いながらキラキラしているコがいる一方で、
「あいつ、いっつも丸投げなんだよなぁ・・・」
と、1年目にしてぐったりしているコ。
もし、どちらの上司も部下に対して同じような仕事を
「育てよう」「良かれと思って任せよう」
と考えているのだとしたら。。。
「良かれと思って」が相手にきちんと伝わるヒント、
この本から見つけてみませんか?
<目次>
  1)今日のオススメの一冊
 2)付箋
 3)気づき
 4)本書の目次
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〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
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任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん
小倉 広 (著)
日本経済新聞出版社 (2011/1/25)
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今回の登場人物紹介:
ちあき:元同僚。4月から始めてのチームリーダーに任命されてやる気十分。
田中: 本シェルジュ。
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ちあき:   ねえ聞いて! 今度新しいチームのリーダーすることになったんだ。
田中:   やったね、おめでとう!
ちあき:  早速メンバー集めて、打合せをしよう。その前にすることはえーっと。。。
      何だか今からものすごく忙しい気分(笑   
      メンバーは新人も多いから、私ががんばらないとね!
田中:   ねえ、昔、よくランチの時にお互いの部署の先輩の話をしたじゃない。
      あの時「○○ちゃんの先輩、いいなぁ」って言ってたの覚えてる?
ちあき : 覚えてる覚えてる! いろんな先輩いたよね。
      ・・・・あっ私、仕事を任せてくれない先輩は嫌だった。
      信用されてない気がしてた。
      うーん、私、なりかねないなぁ(苦笑)。  
      でもね、仕事分かんない後輩にいきなり任せるのも不安よね。
      どうしたらいいと思う?
田中:   これ読んでみる?
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〓 2)付箋   ~気になった箇所の引用です~        〓
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■失敗する権利
上司は部下の失敗する「権利」を奪ってはならない。部下が転んでひざを
すりむいてしまわないようにと、先回りして部下を守りすぎては
ならない。それは、部下の「権利」を奪うことになるからだ。
■相手をプロとしてリスペクトせよ
どうやら落合監督の方針はこういうことらしい。
選手にプロとして敬意は払う。しかし、監督としての仕事を
遂行するには一切躊躇をしない。そして、選手には高いレベルを
要望し続ける。「高いレベルの要望をすること=厳しさ」と
「選手に敬意を払うこと=やさしさ」が見事に両立しているのだ。
■フィードバックの5段階ふりかえり
第1段階<事実のフィードバック>シャツが出ているよ。
第2段階<主観のフィードバック>シャツが出ていて変だよ。
第3段階<評価のフィードバック>シャツが出ているよ。だらしない。
第4段階<提案のフィードバック>シャツをしまったら?
第5段階<命令のフィードバック>シャツをしまえ!
部下の主体性を大切にするならばフィードバックは浅目がいい。
僕のお勧めは第1段階と第2段階にとどめること。
その他はガマンする。
■口は一つ、耳はふたつ。
「話す」ことの2倍「聞き」なさい。神様はそう僕たちに教えてくれているのだ。
■スーパーマンをつくろうとするな
そもそも組織とは、「平凡な人材で非凡な成果を上げる」ためのものである。
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〓 3)今日の気づき                       〓
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任せるって、自分が育つことでもある。
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〓 4)本書の目次                        〓
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第0章  人は「仕事を任されて」育つ
第1章  ムリを承知で任せる
第2章  任せる仕事を見極める
第3章  任せる。と伝える
第4章  ギリギリまで力を発揮させる
第5章  口出しをガマンする
第6章  定期的にコミュニケーションする
第5章  仕組みを作って支援する
任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん
小倉 広 (著)
日本経済新聞出版社 (2011/1/25)
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